余裕がない人は、普段あまり楽しそうではありません。果たして、あなたは余裕がある人でしょうか。また、余裕がなく失敗した経験がありますか。
そんな余裕がないあなたのために、余裕がない人の特徴や余裕がない時の対処法、また、余裕がない人との付き合い方などをご紹介します。
余裕がない人は周りにいますか?
あなたの周りには、余裕がなくいつもソワソワした様子の人はいますか。そのような人は、終始何かに追われるかのように落ち着きがなく、その様子を見るこちらまでもせわしない気持ちにさせられます。ところで、あなた自身は、余裕があると自信を持っていえますか。 今回は、余裕ある人生を送りたい、余裕がない人と上手に接したいと願うあなたのために、余裕がない人の特徴や、余裕がない時の対処法、また、余裕がない人との付き合い方などをご紹介します。
余裕がない人の特徴・あるある
余裕がない人には、ある共通した特徴があります。あなたの周りの人を追い浮かべて、次のような人はいませんか。もしかしたら、その人は心に余裕がなく、いつもあなたを困らさている人かもしれません。
特徴1:ストレスがたまりやすのでイライラした態度をとりがち
余裕がない人は、気持ちにゆとりがないのでストレスがたまりやすく、いつもイライラした態度をとりがちです。 たとえば、余裕がある人が仕事で課題を与えられると、必要な資料を集めたり達成するための施策を練るなどして、準備に十分な時間をかけます。そして、日々進捗状況を確認し、計画通り進まないときには新たな対策を講じるなどして、計画に基づいた仕事ができます。 一方余裕がない人は、早く計画を達成しなければという焦りの気持ちばかりが先行し、不十分な準備のまま仕事をするので、自分が思ったように仕事が進まずストレスがたまり、それが原因で周りの人にイライラした態度を見せてしまいます。
特徴2:笑顔が少ない
余裕がない人は、見た目には笑顔が少ない人が多くいます。一方、人は余裕があると、自然と顔には笑顔が溢れ出ます。 たとえば、あなたの上司がいつも笑顔を絶やさない人なら、どんな時にも物事に動じない頼り甲斐のある上司として、その人のことを尊敬できるでしょう。その笑顔は見ているこちらにも安心感を与える力があります。 でも、笑顔が少なくいつも焦ってばかりの上司なら、器の小さな余裕がない人と判断して、この人に従うことに疑問を感じる気持ちをおさえられません。時には、自分の方がよほど余裕があるのではないかと、その上司を見下す気持ちにさえなることがあります。
特徴3:思い込みが激しく周りの人の意見に耳を貸さない
余裕がない人は、自分の考えに固執しすぎて、周囲の人の意見にあまり耳を貸しません。 なぜなら、余裕がない人は、人の意見を受け入れられる心の空間がないからです。余裕がない人の心は、すでに自分の考えで満杯状態なので、そこには、人の意見を取り入れらる余裕など、アリの這い出る隙もありません。 かたや余裕がある人は、自分の考えをしっかり持っていると同時に、人の意見を取り入れられる心の受け皿があります。むしろ、人の意見を取り入れることが、事態の改善にどれほど役立つかを知っています。したがって、積極的に人の意見に耳を貸そうと心がけています。
特徴4:いつも心配事ばかりを口にする
余裕がない人は、いつも心配事ばかりを口にして、周囲の人を暗い気持ちにさせてしまいます。 なぜなら、余裕がない人の過去は成功体験に乏しく、また同じような失敗を繰り返しはしないかと、多くの後ろ向きな考え方に支配されているからです。そのようが考え方では成功することなど難しく、再び同じ失敗を繰り返しては、さらに心の余裕を失う悪循環を繰り返します。 一方、余裕がある人は、いつも前向きな言葉を口にします。たとえ苦境に立たされてもあえてポジティブな言葉を口にすることで、考え方までもポジティブに変えて苦境を乗り切ることができます。そして、その成功体験が自分の糧となり、さらなる心の余裕を生み出します。
特徴5:周りとの協調性に欠ける
余裕がない人は、周囲の人との協調性に欠ける人が多くいます。 なぜなら、これまでご紹介したように、イライラな態度で笑顔が少なく、人の意見に耳を貸さずに心配事ばかりを口にしているからです。もし、周りにこのような余裕がない人がいたら、あなたは積極的に話しかけますか。むしろ、関わりたくないと思うのではないでしょうか。 余裕がない人は、相手を思いやる気持ちに乏しく、周りの人も余裕がない人を遠巻きにするので、お互いが心を許しあえる関係になりにくくなります。そして、だんだんとお互いの心の距離が離れてしまい、さらに、余裕がない人の協調性に欠ける部分がクローズアップされます。
余裕がない人になる心理的原因
人は心に余裕がなくなると、自分を客観視できなくなります。でも、よほどのことでない限り、慌てることなく冷静になろうと試みます。でも、余裕がない人はそれをすることが難しく、我を失ってしまいがちです。 それでは、人はどのような心理的原因で、余裕がない人になってしまうのでしょうか。
原因1:思いもかけないことが起きパニックになるとき
思いもかけないような想定外なことが起きると、人はパニックになり余裕がない人になることがあります。 たとえば、順調に物事が進めば、表情は笑顔になり心に余裕が生まれます、でも、つかの間の余裕を切り裂くかのごとく思いかけないことが起きると、人は心に余裕がなくなる場合があります。 特に、様々な過去の経験に乏しい人や柔軟な考え方ができない人、人の考えを取り入れられない人などは、そのようなときに心の余裕を失いがちになります。
原因2:自分のキャパを超えることが降りかかり自信を失うとき
自分の能力を超える、あるいは、自分の能力を超えていると思い込むことが降りかかると、人は余裕がない人になることがあります。 なぜなら、人は日常生活を過ごす際、意識するしないに関わらず、あらかじめその日に起きることやすることを、あらかじめ想定して生活するからです。そのことは決して悪いことではなく、むしろ計画的に物事を進める姿勢として歓迎できることです。 たとえば、突然複数の仕事を命じられたり、いきなり仕事の納期を早められると、当初の予定が狂い余裕がなくなります。いつもイレギュラーを想定していれば、そのような事態にも余裕をもって対処できますが、多くの人は、相手との同意に基づき計画的に仕事を行います。
原因3:過去の失敗体験が頭をよぎり不安になるとき
過去、自分の心に大きな傷を負うような失敗をして、何かのきっかけでその時の記憶が蘇ると、心に余裕がなくなる場合が多くあります。 たとえば、学校時代に、人前でスピーチをして笑われたり、けなされたりしたことがトラウマとなったとします。すると、会社のプレゼンなどで多くの人の前で話す機会に、子供の頃のトラウマが頭をよぎり、大人になっても思うようなプレゼンができない人がいます。 もちろん、すべての人が、過去の失敗体験がトラウマになるとは限りません。むしろ、失敗を糧に向上する人はたくさんいます。でも、強烈な失敗をしたり、それほどの失敗でなくても、傷つきやすい心の持ち主は、過去の失敗が原因で余裕がない人になる可能性があります。
余裕がない時の対処法
もし、あなたが余裕がないと感じたらどうしますか。「余裕がないのだからどうしようもない」、そういってしまえば何も現状を変えられません。 仕事や人間関係を円滑にするには、心の余裕が必要です。そこで、あなたの仕事や人間関係、あるいは恋愛までもが成就するために、たとえ余裕がない時、慌てることなくそれらに対処する方法を考えてみましょう。
対処法1:余裕がないと素直に認める
余裕がないと自分を客観視できません。でも、余裕がない自分を素直に認めることで、余裕のない時を乗り切れることが期待できます。 たとえば、余裕がある人がそのような状況に陥っても、「今、自分は余裕がないのだ」と素直に認めて、自分を冷静に見ようと心がけます。すると、開き直りの心が生じて、余裕がない時でも、それなりになんとか乗り切ってしまいます。 もしあなたが、余裕がない自分を素直に認め、むしろ、余裕がない自分を楽しむくらいの気持ちで臨めれば、すでに、あなたは余裕ある人になったも同然です。最初は難しくても、経験を積み重ねることで、あなたも余裕がある人になれます。
対処法2:楽観的な考え方を心がける
いつも楽観的に物事を捉えようと心がけていれば、心に余裕が生まれることが期待できます。 なぜなら、明るい楽観的な考え方には、暗い否定的な考え方に明かりを照らして、余裕がある心になれる力があるからです。一度そのような習慣を身につければ、たとえネガティヴな気持ちに襲われて、無意識にポジティブな気持ちが蘇り、ネガティブな気持ちを打ち消します。 一つの心に、ポジティブとネガティブの2つの対処的な心は同居できません。あなたが余裕がある人になるために、常に自分の心をポジティヴな気持ちで満たしておきましょう。そうすれば、余裕がない時でも、余裕を持って前向きに物事に対処できます。
対処法3:優先順位を決めて行動する
あなたは優先順位を決めて仕事などを行いますか。もしそうでなければ、優先順位を決めて行動することで、心に余裕ができることが期待できます。 たとえば、目の前に多くの仕事があると、どれから手をつけて良いか迷うばかりで、なかなか仕事が捗りません。すると、ますます余裕がなくなり、仕事のスピードは愚か、仕事の質までも低下させる悪循環に陥ります。 でも、重要な仕事や緊急な仕事に先に取り組むといったような、仕事に優先順位を決めて行動すれば、それらが完了することで心に大きな余裕が生まれます。すると、残りの仕事は優先順位が低く焦る必要がないので、余裕を持って行えます。
対処法4:自分と向き合う時間を確保する
時には全てを忘れて自分と向き合いましょう。すると、心に余裕が生まれることが期待できます。 なぜなら、自分と向き合うことで気持ちの整理がつくからです。すると、自分の余裕がない原因が明らかになったり、その原因を踏み台にして、余裕がない時の対処法が思い浮かぶ可能性があるからです。 上手く物事が進まないにはそれなりの原因があります。自分と向き合うことでその原因を自覚して、新たなる対策を見つければ物事が好転していきます。その経験を積み重ねることで心に余裕が生まれて、たとえ余裕がない時でも乗り切る力を身につけられます。
余裕がない人が捨てるべき無駄な時間
余裕がないと言いながらも、余裕がない人に限って無駄な時間を費やすことが多くあります。でも、日頃の自分の時間の使い方を省みることで、無駄な時間を見つけ、それらを捨てられれば、余裕がある人に大きく近づけます。
時間1:SNSに夢中になる時間
今ではSNS花盛り。街中至る所で、ツイッターやインスタグラムなどのSNSを楽しむ人を多く見かけます。ところで、あなたはこれらSNSに、1日のうちどのくらい時間を割きますか。 全くやらない、もしくは、あらかじめ決めた時間の中でやっている人なら問題ありません。でも、時の経つのを忘れるほどSNSに没頭しても、あまり自分にとって徳になることがなく、むしろ、大切な時間を奪い心の余裕を失うことになります。 もちろん、 SNSを情報収集ツールのように効果的に使う人もいます。もし、普段あなた自身が余裕がないと感じるているにも関わらず、のべつ幕無しSNSをやるなら、その時間をあなたの自己啓発の時間に当てることで、心の余裕を取り戻せます。
時間2:自堕落な人と付き合う時間
向上心がなく、日頃から自堕落な人と付き合う時間を省くことで、余裕がある人になれる可能性があります。 なぜなら、そのような人と付き合うと、貴重な時間を無駄にするばかりか、あなた自身のやる気さえも無くす危険があります。「類は友を呼ぶ」といわれるように、もしあなたがそのような人と付き合うということは、あなた自身も自堕落な人に成り下がっているかもしれません。 人を区別することは決していいことではありません。でも、自堕落な人と付き合う時間を捨てられれば、あなた自身が余裕のある人になり、向上心溢れる充実した人生を歩めます。すると、あなたの周りにはそのような人が集まりだして、自堕落な人はどこかに去っていきます。
時間3:否定的な考えを巡らす時間
否定的なことばかり考える時間を捨てられれば、もっと余裕がある人になれます。 なぜなら、否定的な考えからは何も生み出せないからです。むしろ、心が落ち込むばかりで、ますます自分の殻に閉じこもってしまいます。すると、さらに無駄な時間を費やすことで、ますます心の余裕がなくなります。 肯定的な考えになるには、いつもそのような考えをする人と付き合うことが有効です。「この人はピンチの時、どのような考え方をするのだろう」と、自分に置き換えて考えることで、あなた自身が前向きな考え方を身につけられます。
余裕がない人との付き合い方
これまでご紹介性してきた内容で、自分自身の余裕のなさを克服する方法が理解できましたか。それでは次に、あなたの周りにいる余裕がない人と上手に付き合うには、一体どうしたら良いのでしょうか。 まずは、相手の余裕のなさに対して、あなたが同情する態度を示すことはやめましょう。なぜなら、「同情」とは読んで字のごとく「同じ情けになる」と書くように、何も物事が解決に向かわないばかりか、同情したあなた自身まで余裕がない状態になる危険性があります。 むしろ、同情などせずに相手のペースに合わせることで、余裕がない人が落ち着いた気持ちを取り戻し、心に余裕が生まれることが期待できます。決してこちら側のペースに相手を巻き込まずに、相手主導で、こちらは手助けする気持ちで接してみましょう。
余裕のある自信に満ち溢れた人生を送ろう!
余裕のない人生は、心がとても窮屈で決して楽しい人生とは程遠いものです。でも、今回ご紹介した対処法を実践すれば、あなたも余裕のある自身に満ち溢れてた人生が送れます。 もし、自分で解決策が見つからなければ、あなたが余裕がある人と見込める人に相談してみてはいかがでしょうか。きっとあなたに合った方法を、一緒になって考えてくれるでしょう。すると、いつしかあなたが余裕ある人になり、余裕がない人の心を救う立場になれます。
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