日常生活の中で、いつも他人の目を気にして行動しているという人は少なくありません。人の目を気にして発言や行動をしなければ、周囲の人に嫌われてしまうのではないか?自分が悪く思われてしまうのではないか?と考えている人もいます。
中には、人の目を気にして周囲に合わせていないと不安になり、落ち着かないという人もいます。ですが、人の目を気にする生活に疲れているという人も、多いのではないでしょうか。
そこで、
- 他人の目を気にしすぎることのデメリット
- 他人の目を気にする心理
- 人の目を気にしない方法
を紹介します。
他人の目を気にしすぎると…
他人の目を気にするというのは、少なからず誰にでもあるものです。ですが、中には気にしすぎて、本来の自分の姿を見失ってしまっている人もいるのではないでしょうか。まずは、他人の目を気にしすぎることで生じるデメリットから見てみましょう。
ストレスを溜めやすい
他人の目が気になるというのは、周囲の自分への評価を気にしている状態ではないでしょうか。いい人と思われたい、できる人と思われたい、こんな感情は誰にでもあります。
ですが、他人の目や評価を気にしすぎるあまり、自分自身の感情を抑えることになるのでストレスが溜まってしまいます。
ストレスは生きている以上0ではないことから、多少のストレスにさらされることはあります。しかし、過剰なストレスは心だけでなく体にも影響を与え、日常生活に支障を来してしまう可能性もあるものです。
他人に流された選択は後悔しやすい
他人の目を気にして、周囲の意見に流される場面も多いのではないでしょうか。
自分は違う意見を持っていても、他人の目が気になり周囲に合わせなければという思いから、他人の意見に賛同したり、意見を取り入れてしまったりという場面があります。ですが、結局後々になって考えてみると、他人に流された選択は後悔しやすいものです。
自分が何をしたらいいかわからなくなる
他人の目を気にして自分の感情を抑え込んだり、他人に流されたりしてしまう状況が続くと、自分が一体何をすればいいのかわからなくなってしまいます。
他人の意見に流されてきた結果、自分で考えるという意欲が削がれてしまっている状態です。こうなると自分を見失ってしまい、より一層他人の目ばかりを気にして毎日を過ごすことになってしまいます。
他人の目を気にするのはなぜ?あなたの心理
怖い、不安、心配などネガティブな感情から他人の目を気にすることが多いという人もいるのではないでしょうか。ではもっと具体的に、他人の目を気にしてしまう心理について説明しましょう。
周囲の人に嫌われたくない
周囲の人に嫌われたくないと思う気持ちは少なからず、誰にでもあります。他人の目を気にして発言や行動をしている人は、特に周囲の人に嫌われたくないという思いが強く、できるだけ周囲に合わせて発言や行動をすることで自分の立場を守ろうとしています。
自分に自信がない
自分をしっかりと持ち、自分に自信があるという人は他人の目なんて気にしないでしょう。これに対して、自分に自信がないという人は、他人の目ばかりを気にして周囲に合わせてばかりになってしまいます。
失敗を誰かのせいにしたい
誰だって失敗はしたくありません。ですが、失敗をしても素直に認めて次に活かすことが大切です。それはわかっていても、他人の目が気になる人は、失敗を誰かのせいにしたい気持ちが強く表れています。
自分の意見ではなく、周囲の人の意見に合わせていれば自分一人が責任を取るのを避けることができますし、あわよくば失敗を誰かのせいにしてしまうことができるからです。
周りに合わせて安心したい
コミュニティーの中で協調性を持つことはとても大切なことですが、他人の意見に流され、合わせてばかりいるのとは意味が異なります。他人の目を気にする人は、それがいいことであっても悪いことであっても、周囲に合わせることで安心することができます。
自分をよく見せたい
他人の目を気にする人は、他人からの評価をとても気にしていることから、自分をよく見せたいという気持ちが強く働いています。自分をよく見せたいという気持ちは誰にでもあるものですが、過剰になると自分を見失ってしまう原因になってしまいます。
考え方を変える!人の目を気にしない方法
人の目を気にする自分を変えたい!と思っても一体何をすれば、人の目を気にせずに発言したり行動したりできるようになるのか、悩むという人も多いのではないでしょうか。人の目を気にせずに過ごすために、まずは自分自身について振り返ってみましょう。
自分が好きなことや得意なことを知る
人の目を気にせずに過ごすためには、まず自分を知ることが大切です。自分の好きなことや得意なことを知ることで、それは自信になり、物事をポジティブに捉えることができるようになります。
人の目が気になる理由を考える
なぜ自分は人の目が気になるのか考えたことがありますか?身体的なコンプレックスや内面的なコンプレックス、過去のトラウマやコミュニケーションを取るのが苦手など理由は様々です。
その理由を探ることで、それらのコンプレックスを克服して、人の目を気にせずに済むこともありますし、どうしようもないことは「自分なのだから」と考えることで、多少なりとも気にしなくてよくなるのではないでしょうか。
実は他人が自分にそこまで関心がないと知る
自分は他人にどう見られているのか、とても気になる一方で、意外と周りは自分のことにそこまで興味、関心はありません。
これを寂しいと思う人もいますが、人の目を気にするのが嫌だと思っているのであれば、他人は自分のことをそれほど見ていないと思うことでポジティブに考えることができます。
ネガティブな感情は排除する
人の目が気になるというのは、ネガティブに意識することでさらに気になってしまいます。ネガティブな思考に陥ってしまうと、否定される、拒絶されることなどが非常に怖くなり、必要以上に人の目を気にするようになってしまいます。
もちろん時には批判されることもあるでしょう。ですが、人間誰しも批判されることは当然あるとポジティブに考えることも大切です。
行動を変える!人の目を気にしない方法
人の目を気にしない人になるためには、考え方だけでなく普段の行動も意識して変えてみましょう。必要以上に背伸びをせず、ありのままの自分でいるためには、行動することが大切です。
そこで、人の目を気にしない方法として行動を変えるには、どんな方法を取り入れればよいのか紹介します。
お笑いのDVDを見て思い切り笑う
笑うと体の免疫細胞が活性化するという話を聞いたことがありませんか?笑うというのは肉体的に影響するだけでなく、心にも影響します。笑うことで心のスイッチを良い状態に切り替えることができ、ポジティブに物事を捉えられるようになることもあります。
お笑いのDVDなどを用意して、定期的に思いっきり笑うようにしてみましょう。
泣ける映画や小説で思い切り涙を流す
悲しいことや苦しいことがあると、人は涙を流します。なんとなく涙を流すのはネガティブなイメージを持たれがちですが、涙を流すことでストレスが解消されます。
人が涙を流すときに分泌されるのが、セロトニンというホルモンであり、セロトニンは別名を幸せホルモンと言われています。
悲しいことや苦しいことを体験しなくても、泣ける映画や小説などで涙を思い切り流すことで、セロトニンの分泌を増やすことができ、心をデトックスすることができると言われています。こうすることでネガティブな感情も排除しやすくなるのではないでしょうか。
ファッションや髪型を変える
人の目ばかりを気にしてこれまで生きてきたという人は、思い切ってファッションや髪型を変えることで、変化を手に入れることができます。
自分の好みで、自分に似合うファッションや髪型を見つけて挑戦することで自信が持てるようになり、人の目を気にせずに行動することができるようになります。
いつもと違う選択を試す
これまで周囲の意見に合わせて選択をしてきた、他人の意見に流されてきたという人は、いつもと違う選択を試してみましょう。大きな決断でなくても構いません。ランチのメニューや仕事の進め方など、日常の中で起こる小さな選択で試していきましょう。
まとめ
人の目を気にして生きるというのは、特に日本人に多い傾向があります。自分らしく、ありのままで生きるためには、人の目を気にしすぎるのも問題です。
普段から、人の目を気にしてばかりで疲れている、こんな自分を変えたいという人は、ぜひ気にしなくなる方法を試してみましょう。
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