つけあがる人の特徴とその心理的原因は?つけあがる人の対処法も紹介

人間関係のこと

あなたの身の回りにつけあがっている人はいませんか?つけあがっている人の横柄な態度は周りの人を不快にさせるものです。今回の記事では、つけあがる人とはどういった人なのか、なぜつけあがるのか、自分がつけあがらないためにはどうすればいいのかを解説していきます。

つけあがる人にうんざりしているアナタへ

飲食店などで、店員にたいして偉そうにする。せっかく手伝ってあげたのにお礼ひとつ言わず、何度も手を借りようとする。 これらようにつけあがった態度をとる人にうんざりしていませんか?つけあがる人は周りを知ってか知らずか、不快にさせているものです。 つけあがる人の横柄な態度には困ったものですよね。見ているこっちが恥ずかしくなってしまいます。今回の記事ではつけあがる人の特徴や心理や掘り下げて、今後、どのように接していくのが正解なのかを紹介させていただきます。 まずは、つけあがるという言葉について正しく理解することから始めましょう。

つけあがるの意味とは?つけあがる人ってどんな人?

「つけあがる」という言葉は日常会話の中でよく使われますよね。本当にきちんと理解して使えていますか?つけあがる人とはどんな人なのかを理解するために、まずはつけあがるの意味をきちんと理解しておきましょう。 「つけあがる」の意味は「相手を見下して高慢になったり、わがままになる」という意味です。あたかも自分が優れているような態度を他人にみせるような人をつけあがる人といいます。 「つけあがる」はあまり良い意味では使われていません。「お前はつけあがっている」といわれてしまった場合は、自分の態度や発言を注意されているのだと理解しておきましょう。

人がつけあがる時ってどんな時?

ここまでつけあがる人の意味を紹介してきましたが、では人がつけあがるのはどのような時でしょうか。以下で見ていきましょう。

下手に出すぎたとき

人はどのようなときにつけあがるのでしょうか?多くの場合、下手に出すぎた場合に相手はつけあがります。ヘタに下手に出てしまったせいで相手は「自分のほうが偉い」と思ったり「この人は弱い立場の人だ」と勘違いを起こすんですね。 職場などであれば、上司が部下のことを思って優しく指導しているうちに、次第に上司に部下が甘えるようになります。このとき部下はつけあがってしまっていますね。上司は少し厳しく接しなければいけなくなるかもしれません。 このように、人がつけあがるときはたいていの場合、相手が下手にでた時です。

親切にしたとき

つけあがるタイプの人は、自分が親切にされたときに「親切にされるのはあたりまえ」と考えます。 親切にされるのがあたりまえと考えてしまうので、偉そうな態度をとったり、お礼をいわないといった行動にでることがあります。 折角親切にしたのに、これでは親切にしなければよかったと考えてしまいますよね。つけあがるタイプの人はこのようなときにつけあがってしまいます。

寂しさを感じたとき

寂しいときにつけあがったような行動をとることで人から注目を集めようとする人がいます。 このようなタイプの人は親しい人がいない場所ではつけあがることはありません。もともと自然とつけあがっているわけではなく構ってほしいポーズとしてつけあがっているからです。

つけあがる人の特徴・あるある

次に、つけあがる人の特徴やあるあるを6つ見ていきます。つけあがる人の特徴を理解することで、どんな人を「つけあがる人」というのかイメージできるようになりますよ。では見ていきましょう。

偉そうな態度をとる

つけあがる人の一番の特徴といっても過言ではない特徴が「偉そうな態度をとる」ことです。ひどい人だと立場が上の人にたいしても偉そうな態度を平気でとります。 つけあがる人は自身過剰なんですね。自分は常に正しいと思っており、プライドが高いです。自分が偉いとおもっているので、何か間違いを犯してしまっても素直に間違いを認めることはありません。むしろ、指摘してきた相手を責めるくらいです。 実際に偉いのだとしても、偉そうな態度を取る人は周りの人を不快にさせます。もちろん職場などであれば多少の威厳がないと舐められてしまうので、少しばかり偉そうな態度をとる必要があるかもしれません。 しかし、つけあがる人は必要以上に偉そうなのです。つけあがる人をみて、周りの人はイライラしてしまいます。

お礼を言わない

つけあがる人は何か親切にしてもらってもお礼をいいません。何かしてもらうことが当たり前だと思っているからです。 せっかく相手のために親切な行動をしたのに「ありがとう」の一言もなければ、見返りを求めていなくてもムッとしてしまいますよね。 つけあがる人は感謝する習慣がなく、もちろん自分からも親切な行動をとることもしません。お礼を言わないのは人としてどうかと思ってしまいますよね。

説教をする

つけあがる人はよく説教をします。それは友人であっても、家族であっても、見知らぬだれかであってもです。 説教をするのは先ほども述べたとおり、自分が偉い、自分が常に正しいと思っているから。説教をされている相手からすれば、大きなお世話だったということもよくあるのです。 自分の意見が本当に的を得ているのか、客観視する能力が低いんですね。説教が必要な場面は確かにありますがますが、説教が不必要な場面で説教されたり、求めてもいない助言をされるのははっきり行って不快です。

単独で行動できない

つけあがる人は単独での行動ができません。人に何か頼みごとを押し付けたりして人に甘えているからですね。 つけあがる人は、一人では何もできません。ずっと人にたよって生きてきたからですね。自分の能力を高めて何かを為そうとしてきませんでした。 いつも付きまとわれては、困りますよね。つけあがる人の「単独で行動できない」という特徴は他人に迷惑をかけてしまっています。

人に頼ることが多い

単独行動ができないの章でも述べましたが、つけあがる人は人に頼ることが多いです。裏を返せば、人に頼るのがうまいともいえますね。 ただ、なんでもかんでも頼ってしまうのは考えもの。本当は自分でできることも人にたよるので頼られた人は「自分でやってよ」と思ってしまいます。 職場などであれば、つけあがっている上司が部下にたいして自分の仕事を任せて自分は楽をしている。なんてこともあります。人として情けないですよね。 人に頼る能力はいきていくうえで大切ですが、つけあがる人は少々人に頼りすぎな面があります。

サボる

つけあがる人は偉そうな態度こそとりますが、仕事はとことんさぼります。嫌なことは人に押し付けて自分は逃げてしまうんですね。取り組むべき事柄にたいして、とことんやる気がありません。 発言だけは偉そうなのに、行動が伴っていない人はみていてカッコ悪いなと感じてしまいます。

人がつけあがる心理的原因

上記では、つけあがる人の特徴を述べていきました。つけあがる人とはどういった特徴をもっているのかよく分かっていただけたかと思います。 次に、なぜつけあがる人は上記で説明したような行動をとってしまうのか、つけあがる人の心理的原因について5つ述べていきましょう。

やってもらうのが当たり前と思っている

つけあがる人は、自分のために何かをやってもらうのが当たり前だと思っています。やってもらうのがあたりまえだと思っているので、お礼もいいませんし、当然のように人に頼るんですね。 実際のところは、やってもらうのがあたり前ではありません。小学校の低学年ですら、しっかりしている子はやってもらうのは当然ではないと理解しています。つけあがる人は精神がまだまだ未熟なんですね。 やってもらうのが当たり前と思っているうちは心から感謝をすることがありませんし、今後も当然のように人に頼り続けるのでしょう。

人に甘えたい

つけあがる人は甘えん坊です。「これくらいなら許してくれるだろう」と常に考えています。人に甘えて自分は楽をしたいんですね。甘え上手といえば聞こえはいいかもしれませんが、常に甘えらるのは困ります。 つけあがる人は全般的に精神が子供のままです。自分の思い通りにいかないとダダをこねる様子は子供そのものですよね。 人に甘えたいと思うのは自然な欲求ですが、この欲求が強すぎると相手の負担になってしまいます。

人を見下している

つけあがる人は他人を見下しています。自分のことを優秀だとおもっているんですね。つけあがる人は他人を見下すために、自分よりも劣っている部分を自ずと探し出しています。そして、劣っているところを見出しては優越感にひたっているのが、つけあがる人の心理状態です。 もちろん、他人より優れている部分もあるのでしょう。しかし、他人よりも劣っている部分も多いはずです。自分の劣っている部分には目をつぶり、自分の高い能力だけを確認することで、ストレスを解消しています。 実際には、他人を見下しても自分の能力は高まりませんし、下ばかりを見ている人に成長はありません。優越感に浸っているうちに、他の人に能力が追いつかれてしまうかもしれませんね。

目立ちたい

つけあがる人の中には目立ちたいという欲求からつけあがったような行動をとる人がいます。目立ちたい欲求からつけあがるタイプの人は、実は自信がありません。つけあがることで自分を主張しようとしているのです。 なぜ自信がないからつけあがるのかというと、ありのままの自分を受け入れてもらう経験をしてこなかったことが原因とされています。自分が受け入れられなかったので、ありのままの自分を出すことに抵抗があるのです。 加えて、ありのままの自分を受け入れられた経験がないので、他人のことも受け入れません。他人を見下したり、攻撃的になってしまう原因の一つなんですね。 目立ちたい欲求から、つけあがっている人は周囲から良く見られたいのだなあと理解しておくとよいでしょう。

かまってほしい

つけあがる人の心理として、かまってほしいというものがあります。実はさみしがりなのです。調子がいいように見せているのは周囲の人にかまってほしいからなんですね。 かまってほしいからつけあがっている人は普段から接している人にはバレています。しかし、当の本人は気が付いていないということも。つけあがっている人の中にはじつは寂しがりな人もいるんですね。

つけあがる女性は意外と多い?

男性でも、女性でも、つけあがる人はいますが、つけあがる人は女性のほうが多い傾向があります。 女性を口説こうとして、男性は下手にでがちです。異様に優しくしたり、用紙などを何度もほめたり。女性はこのような経験を幾度となく積む傾向にあるので、男性よりもつけあがるのです。 ここから男性に対してアドバイスがあります。女性はほめられ慣れている方が多いですし、下手に男性に対して好意をいだきづらいので、対等に接しましょう。下手にでても、女性をつけあがらせるだけが、キモいとおもわれるだけなので。 優しい男が好きという女性は多いですが、気遣いと下手にでるは違います。下手にでると弱弱しい男と思われてしまいますよ。

すぐつけあがる人の対処法

これまで、付け上がる人の特徴や心理について詳しく解説してきました。ここからは、つけあがる人とどのように接すればいいのか、具体的な対処方法を5つ紹介していきます。すぐに取り入れられるテクニックなので、自分にあったものを取り入れてみてください。

ほめ方に気をつける

相手をつけあがらせないためには、ほめ方に気をつけましょう。ほめることはコミュニケーションを円滑におこなったり、関係性を深めるためには大切ですが、大げさにほめすぎるとつけあがるタイプの人はつけあがります。いわゆる天狗ってやつですね。 ほめるときは自然な範囲でほめるようにしましょう。つけあがるタイプの人にはお世辞でほめるのは控えたほうがよいかもしれません。

指摘する

つけあがる人は、自分がつけあがってしまっていることに気づいていない場合があります。少々難易度が高いかもしれませんが、直接指摘してみることで改善がみられるかもしれません。言われてみてはじめて気づいた、なんてことも往々にしてあるものです。 つけあがる人の特徴で説明したとおり、つけあがる人はプライドが高いためなかなか素直に指摘を聞き入れてくれないこともあるでしょう。もしかしたら口論に発展する可能性すらあります。もし、指摘したうえで素直に聞き入れてもらえそうにないのなら、縁を切るのも考えておくとよいでしょう。 「ちょっと態度に気をつけたほうがいいんじゃないかな?」と指摘するのは結構勇気がいります。特に奥手な日本人ならなおさらです。しかし、勇気を持ってしてきを行なえば今後円滑にコミュニケーションが行なえるようになるかも。試してみる価値はあります。

対等に接する

つけあがる人が見下すような態度をとってくるのなら、付け上がる人から見下されないよう、対等に接するように心がけてみてはいかがでしょうか? 付け上がる人に対して下手にでるとナメられます。しかし、相手につけいるスキを与えないほど完璧に振舞えば相手はつけいりようがありません。つけあがる人はじぶんより下がいることを知って初めてつけあがります。 つけあがる人と接するときはこちらも堂々と接することで「こいつは見下す対象じゃないな」と思わせることができるでしょう。

距離を置く

もういっそのこと、つけあがる人とは距離をおいてみるというのはどうでしょうか?やはり、他人の改善を促すのはエネルギーを使いますし、ストレスもたまります。「こいつのためにアレこれしたくない」と思う人もいるでしょう。 つけあがる人と距離を置くことはお互いのためになるかもしれません。距離を置いた側からすれば、ストレスから解消されますし、無理をする必要がなくなります。距離を置かれた側からすれば、頼る対象がいなくなって自分でどうにかしようとするかもしれませんし、自分が間違っていたと気づくキッカケになるかもしれません。 職場などでどうしても距離を置くのが難しい場合もあるかもしれまえんが、不必要に近づくのはやめようと思うだけでもだいぶ改善が見られます。

許容する

距離を置くとは逆で、もういっそのこと「こういうやつなんだな」と許容してしまうのも一つの対処法です。諦めにも近いかもしれませんが、一度受け入れてしまえば、つけあがったような態度を取られても不快に思うことも減るでしょう。スルーの技術が身につくのですね。 誰にでも良い面、悪い面はあります。その人はつけあがってさえいなければ、めちゃくちゃ仕事ができるし、人に優しい面白い奴なのかもしれません。トータルしていいところが勝っていれば、別にいいじゃんと受け入れてしまうことで、人としての器も大きくなるでしょう。 自分も、他人を知らず知らずのうちに不快に思わせてしまっているかもしれません。お互い様ということで、つけあがる人を許容してみてはいかがでしょうか。

自分がつけあがらないようにするには?

ここまでは他人がつけあがっている場合について解説していきました。しかし、自分も付け上がってしまう可能性だって十分にあります。 ここからは、自分がつけあがらないようにするにはどうすればいいのか、具体的な対処方法を4つ紹介していきますね。

親切にされたら感謝する

つけあがる人になるためには、他人への感謝を忘れてはいけません。親切にしてもらうのは当たり前ではないからです。感謝ができないと、周りの人はどんどん離れていってしまいます。親しい人が離れていくのは寂しいことですよね。 些細なことと考えずに、つねに「ありがとう」をいえるようにしておきましょう。人間関係を円滑にするためには大切なことです。

たくさんの人と会う

つけあがる人は自分だけが優秀、すごいと思っているのかもしれませんが、もっとすごい人、結果を残している人はたくさんいます。つけあがる人にならないためには、たくさんの人と会いましょう。 すごい人をたくさん知っている人は、自分がまだまだであることを知っているので、謙虚になります。謙虚な人とつけあがる人とは天と地ほどの差がありますよね。 つけあがる人は視野が狭い人と言い換えてもよいかもしれません。たくさんの人とあって、自分がまだまだであることを知ることがつけあがる人にならないために大切です。

つけあがる人を思い浮かべる

自分がつけあがらないために、身の回りにいる「すぐにつけあがる人」を思い浮かべるのはいかがでしょう。 すぐにつけあがる人を思い浮かべることで「自分はあんなふうに、つけあがる人にならないぞ」と考えられるようになります。反面教師として身の回りのつけあがる人を利用するのですね。 自分がつけあがってしまいそうなときは、つけあがってしまっていた人を思い返してみてください。

常に冷静に自分を見る

つけあがる人は、自分がつけあがっていることに気づいていません。自分が周りから動思われているのか常に冷静に観察できれば、つけあがることはありません。 常に自分の見られ方に自覚的になるのは難しいです。しかし、意識するのとしないのとでは大きな差がでます。 先ほどの、つけあがる人を思い浮かべるというのも、自分を冷静に観察するのに一役かいます。下手にでてくるような人物がいたり、ほめられるようなことがあっても調子にのらず、冷静に自分を保つようにしましょう。

つけあがる人とのうまい付き合い方を身につけよう

つけあがる人は周りの人を不快にさせたり、疲れさせたりしてしまいます。つけあがる人が近くにいる場合は、いかにスルーするかを身につけるとよいでしょう。つけあがる人にエネルギーをつかってしまうのは無駄です。 そして、自分がつけあがる人にならないないようにすることも大切ですね。自分がつけあがってしまっていないか冷静に観察できるようになりましょう。 つけあがる人のすべてを否定することなく、消耗することもなく、うまい付き合い方をみにつけるようにしましょう。

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