気持ちの切り替えが必要な時はイライラしたり落ち込んだりしてしまった時です。あなたもそうした感情になってしまった時に上手く気持ちを切り替える方法が知りたくありませんか?この記事では気持ちの切り替えができない理由と切り替えるための考え方・習慣などを紹介します。
気持ちが切り替えられなくて引きずってしまう
一度落ち込んだりイライラしてしまうとなかなか気持ちを切り替えることができず、立ち直るまでに長い時間がかかってしまうことってありますよね。 あなたも仕事で失敗してしまったり大切な人と別れた後になかなか立ち直れなかったことはありませんか? この記事では気持ちの切り替えを速くできるようになりたいと思う方に、気持ちの切り替えに役立つ考え方や、気持ちを切り替えるための具体的な方法・習慣などもお伝えしていきます。
気持ちの切り替えができない理由とは?
まずは気持ちの切り替えができなくなってしまう理由を確認してみましょう。 この記事を読んでいる方は気持ちの切り替えがなかなかうまくできずに悩んでいる方が多いと思いますので、まずは気持ちの切り替えができなくなる理由を確認してみましょう。
納得できないことが残っている
気持ちの切り替えができない1つ目の理由は、「納得できないことが残っている」ことです。 なにか自分の身に降り掛かったことや人からされたことに対して不満があったり、どうしても納得できないことがあるとそれが気になっていしまい、ずっと気持ちを切り替えることができません。 あの人にこの不平等を認めてほしい・こちらがどんなに不満を感じているかを相手に知ってほしいと思うものの、それを相手に伝えるチャンスや時間がないことで、気持ちを切り替えられるようになるまでに時間がかかってしまいます。
後悔していることがある
気持ちの切り替えができない2つ目の理由は、「後悔していることがある」ことです。 「納得できないことが残っている」ことは周りの状況や人に対する不満と言えますが、「後悔していることがある」は自分に対する不満と言えます。「もっとこうすればよかった」という思いが自分の中に残っているということです。 そのせいで、自分の不甲斐なさや至らなさばかりが目に付き始めてしまい、それを克服する方法を考えることができず、気持ちを切り替えるまでに時間がかかってしまいます。
切り替えるための行動を起こしていない
気持ちの切り替えができない3つ目の理由は、「切り替えるための行動を起こしていない」ことです。 これはイライラしている・落ち込んでいるという状況を自分自身で認識していて、それを切り替えなきゃいけないと頭の中では分かっているものの、実際に気持ちを切り替えるための行動が取れていないということです。 行動しないといけないと分かっていつつも行動できていない場合と、感情的になりすぎて切り替えることすら意識できていないことがありますが、どちらにしても気持ちを切り替えるための行動が取れていません。
物事の悪い面ばかり見ている
気持ちの切り替えができない4つ目の理由は、「物事の悪い面ばかり見ている」ことです。 物事の捉え方は人によって変わりますし、見方を変えれば悪いこともいい方向に考えることは可能です。しかし、気持ちが切り替えられていない時にはそれができず、物事の悪い方面ばかり見てしまっています。 そうなれば気持ちをポジティブな状況に持っていくための行動を取ることはできませんし、ネガティブな側面しか見ることが出いない人は、人間的にも視野の狭い人になってしまい、更に状況は悪化していきます。
気持ちの切り替えに役立つ考え方
次は気持ちを切り替えるのに役立つ考え方を4つ見てみましょう。 イライラしたり落ち込んだりしている時には納得行かない事実・気に食わないことというネガティブな事実にばかり目がいってしまったり、感情的になりすぎてしまっていることがあります。その切替に役立つ考え方を見てみましょう。
できていることにフォーカスする
気持ちの切り替えに役立つ1つ目の考え方は、「できていることにフォーカスする」ことです。 気持ちの切り替えが必要になっているような感情になっている時には、人はネガティブなことに目を向けてしまったり、全て自分の責任・できない自分が悪いと悪いことばかりが目についてしまいます。 そうした時には「今できていること」にフォーカスして、必要以上に自分のことを卑下しないようにしましょう。うまくいかない状況の中でも全てが機能していないわけではなく、なにか1つはできていることがあるはずです。
人に期待しすぎない
気持ちの切り替えに役立つ2つ目の考え方は、「人に期待しすぎない」ことです。 人に裏切られたり期待していたほどの成果が上がらなかった場合には、がっかりしてしまったりイライラする事が多くなります。これは相手に過度に期待していたことが原因で、その期待を下回る結果が出た時にがっかりしてしまいます。 がっかりしないためには人に期待しすぎないことです。期待しすぎるということはあなた自身が相手の力量を正確に推し量れずに実力以上の期待を寄せてしまっているということなので、人の実力を見極める能力を付けることを意識してみましょう。
過去は捉え方で変わる
気持ちの切り替えに役立つ3つ目の考え方は、「過去は捉え方で変わる」ことです。 気持ちの切り替えが必要な時は、過去の出来事に対して不満・納得行かない・自分の実力不足ということを強く意識してしまいます。その結果その環境が嫌になってしまったり、自分の実力の無さから目を背けたくなってしまいます。 しかし、過去は捉え方次第でどうにでも変えることができます。ネガティブな状況をそのまま捉えるのではなく、「上手く行かなかったのはこのやり方はうまくいかないことを学べた」と考えて、次同じ失敗をしない工夫をするなど、ポジティブに考えてみましょう。
未来は過去の延長ではない
気持ちの切り替えに役立つ4つ目の考え方は、「未来は過去の延長ではない」ことです。 過去にうまくいかないことばかり起きてしまうと、どうしてもこれからも最悪の状況が続くと考えたくなるものです。しかし、これから起きることはあなたの行動次第でどうにでも変えることができます。 つまり未来は過去の延長ではなく、やり方を変えてうまくいく方法を実践すればいくらでも好転します。イライラしたり落ち込んでしまうような状況に立たされても、このことを思い出して直ぐにやり方を改善することを考えましょう。
気持ちを切り替えるための具体的な方法とは?
前の見出しでは気持ちを切り替えるための「考え方」について紹介しましたが、次は実際にどうすれば気持ちを切り替えられるかとう行動を見てみましょう。 いくら頭の中で考えていても行動しなければ状況は変わりませんので、この見出しで紹介する内容を理解して、気持ちの切り替えができるようになりましょう。
体を動かす
気持ちを切り替えるための1つ目の方法は、「体を動かす」ことです。 気持ちを切り替えなければいけない状況でじっとしていると、嫌でも納得行かないことやイライラいしてしまうことについて考えてしまい、どんどんそのネガティブな感情が溜まっていってしまいます。 そうならないためには思いっきり体を動かすのが1つの方法です。友達とフットサルに行ったり、最近流行りのボルダリングをやるでもいいですが、体を動かすと自然と気分も晴れてくるのでおすすめです。
何も考えずにリラックスする
気持ちを切り替えるための2つ目の方法は、「何も考えない」ことです。 どうしても体を動かすのが嫌だ・面倒と思う方は何も考えずにリラックスするという方法でも良いです。イライラしたりふさぎ込んでしまうことを意識的に忘れて、何も考えずにリラックスするようにしてみましょう。 この時はTVを見る・お風呂に入る・ドラマを見る・友達と電話をするなど何でも良いですが、あなたの気持ちが晴れることをして、気分転換ができるようなことをしてみると更に気分が晴れやすくなります。
趣味に没頭する
気持ちを切り替えるための3つ目の方法は、「趣味に没頭する」ことです。 趣味ではなくてもいいですが、なにか1つのことに没頭することも気持ちを切り替えるための1つの方法と言えます。ネガティブな感情になってしまうことを一旦忘れて、「無」の状態になって没頭できることをやってみましょう。 そうすることで、気持ちがリセットされて嫌なことを考えてしまうことも気持ちを切り替えてポジティブな捉え方ができるようになるかも知れません。また「無」になるという意味で絵は座禅を組むという方法でも良いです。趣味の見つけ方はこちらの記事が参考になります。
好きな人と会う
気持ちを切り替えるための4つ目の方法は、「好きな人と会う」ことです。 付き合っている人と会う時は、誰でも無愛想な表情やネガティブな感情を抱え込んだままの状態でいるよりは、おしゃれをしてその時を楽しめるように工夫するものです。その心理を利用して好きな人に会ってみましょう。 強制的に自分の感情がポジティブになる状況を作るとも言えますが、好きな人といる時は相手に喜んでもらうためにできることを考えるようにもなるため、気分も晴れて嫌な感情から離れることができます。
音楽を聞く
気持ちを切り替えるための5つ目の方法は、「音楽を聞く」ことです。 気持ちを切り替えるためには音楽を聞くのも良い方法と言えます。クラシック音楽にはヒーリング効果があると言われるのでそれを聞くのもいいですし、邦楽でも気分が上がったり前向きになれる曲がたくさんあります。 そういった音楽を聞いて気分転換してみましょう。その他にも川のせせらぎの音には母親のお腹の中にいる時に聞いていた音と似た周波数があり自然とリラックスできるので、iTunesなどでダウンロードして聞いてみるのも良いです。
身近な人に相談する
気持ちを切り替えるための6つ目の方法は、「身近な人に相談する」ことです。 ここまでの方法は「気分転換」の方法でしたが、気分転換だけではまた同じ状況になった時に同じミスをしてしまったり、同じように物事を考えてしまって気持ちの切り替えに時間がかかってしまうことになります。 そうならないためにも、身近な人に自分がしてしまった失敗を二度としたいためにどうすればいいか相談したり、うまくいく方法を相談してみるなどして、同じ失敗を繰り返さないための対策を立てておきましょう。
気持ちの切り替えが上手になる習慣
前の見出しでは、気持ちを切り替えたい時に行うと良い方法を紹介しましたが、次は日常的に気持ちの切り替えに役立つ方法を紹介します。 何も気にせずに仕事をしていると少しずつストレスが溜まってしまいますが、普段から心がけることでそのストレスを軽減できる週間もあります。
深呼吸する
気持ちの切り替えが上手になる1つ目の方法は、「深呼吸する」ことです。 最も一般的な方法と言えますが、深呼吸することは気持ちの切り替えに大きく役に立つので、侮れません。仕事の合間や休憩時間などに定期的に深呼吸をして気持ちの切り替えをしてみましょう。 仕事をしている時は意識していなくても精神的に負荷をかけていて、知らず知らずのうちにストレスが溜まっていきます。それを一度開放するためにも深呼吸をして気持ちを切り替えましょう。
日記を書く
気持ちの切り替えが上手になる2つ目の方法は、「日記を書く」ことです。 仕事やプライベートの人間関係でもうまくいかない時には頭の中であれこれと考えてしまいますが、頭の中で考えていることは実は客観的に物事を考えられていなかったり、視野が狭くなっていることが多いです。 日記に書いて考えていることを文字に起こしてみると頭の中が整理されますし、書いたことを読み返すことで自分の考え方が以下に偏っていたかを確認することもできます。毎日日記に書いて自分が考えていることを整理する習慣をつけてみましょう。
決まった時間に寝る
気持ちの切り替えが上手になる3つ目の方法は、「決まった時間に寝る」ことです。 夜ふかしをする習慣がある人は精神的にストレスが溜まりやすくなります。日中の集中力が低下してしまうので仕事でもミスが多くなりがちで、精神的ストレスをためやすい状況を自分で作ってしまうことになります。 そうならないためにも毎日決まった時間にはベッドに入り十分な睡眠を取るようにしましょう。十分睡眠を取ることで翌日も頭が冴えた状態で仕事に取り組むことができますし、仕事がうまく行けば気持ちを切り替えなければいけない状況にもなりづらくなります。
ルーティーンを作る
気持ちの切り替えが上手になる4つ目の方法は、「ルーティーンを作る」ことです。 スポーツ選手によく見られるルーティーンは、パフォーマンスの質を落とす原因になる精神的にネガティブな状況を作らないためにも行われています。普段の練習で培った実力を十分に発揮するために気持ちを落ち着けるために、一定の行動を取るようにしています。 そのルーティーンをあなたも作ってみましょう。仕事に取り掛かる前に深呼吸するなど簡単なものでも良いです。いくつか試してみて上手くいきやすい方法をつくり、それができたら何かに取り掛かる前にかならずそれをやって、確実に結果を残すようにしましょう。
客観的に考えるようにする
気持ちの切り替えが上手になる5つ目の方法は、「客観的に考えるようにする」ことです。 「気持ちの切り替えが必要」ということは感情的になっている証拠です。物事を主観的に考えて、その時に湧き出た感情のままに行動しているから、ネガティブな感情になり気持ちの切り替えが必要になってしまいます。 感情的にならなければ気持ちの切り替えも必要ありません。そのために物事を常に客観的に考える癖を付けてみましょう。物事の良い面・悪い面の両方を見たり、失敗した原因を分析して同じ失敗を繰り返さない方法・次トライして見る方法を考えるというように生産的なことに頭を使いましょう。
物事の良い面・悪い面の両方を見るようにする
気持ちの切り替えが上手になる6つ目の方法は、「物事の良い面・悪い面の両方を見るようにする」ことです。 前の見出しでも少し登場しましたが、気持ちの切り替えが必要な時は物事の悪い面ばかりが目についている可能性があります。物事がうまく行かなかったという「事実」・他人や自分の至らない点などネガティブなことばかりを見てしまっているかも知れないということです。 物事の悪い面ばかりではなくポジティブな面を意識的に見るようにしましょう。周りにいる人が失敗ばかりでも、「前よりはここができるようになっている」「着実にミスは減った」という良い面を見つけてそれを続けるように促してみましょう。
気持ちの切り替えに役立つ名言集
最後に気持ちの切り替えに役立つ3つの名言を紹介します。 ここではアップル創業者のスティーブ・ジョブズ、野球選手のイチロー、TVでもおなじみの黒柳徹子の3人の名言を紹介します。
スティーブ・ジョブズの名言
『過去ばかり振り向いていたのではダメだ。自分がこれまで何をして、これまでに誰だったのかを受け止めた上で、それを捨てればいい。』 この名言では、過去の上手く行かなかった「事実」ばかりを見るのではなく、そういう状況を作ってしまった自分自身の言動などを受け止めた上で、そのうまくいかない状況を作ってしまう自分を捨てようと言っています。 つまり、新しい方法を考えて物事をうまく進められる自分に生まれまわることを意識するように言っています。
イチローの名言
『やってみて「ダメだ」とわかったことと、はじめから「ダメだ」と言われたことは、違います。』 この名言では、実際に自分で行動してみて「ダメだ」と言われることと、ただ人に「ダメだ」と言われただけで実際に行動しなかったのは全く違うことだと言っています。 つまり、実際にやってみてダメだった場合にはあなたの「経験」になり、何かしらの学びがあったはずです。一方で「ダメだ」と言われただけで行動に移さなかった場合には、経験や行動の中での「思考」の蓄積もないので、成長できないということを言っています。
黒柳徹子の名言
『とにかく自分が何ができるのかを考えて、それで生きていけばいいと思います。』 この名言では、自分にできることを考えてそれを実行することに集中するように言っています。 ネガティブな状況では自分の能力の低さや実力の無さに気を取られてしまいがちです。しかしどうではなく、自分にできることをよく理解して、それで生きていくようにすれば良いと言っています。
行動と習慣で気持ちの切り替えは可能です!
気分がふさぎ込みがちな方は気持ちの切り替えが必要ですが、気持ちの切り替えはこの記事で紹介したような行動と習慣でいつでも可能です。 そして、できれば気持ちの切り替えが必要になる状況を作らないように、物事がうまくいく方法を考えてそれを習慣化していくことも考えてみましょう!
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