収集癖とはどのような人のことを言うのでしょうか?人は誰しも好きなものを集めたり手に入れたりする傾向がありますが、収集癖とは、その気持ちがかなり強いことが特徴です。今回は収集癖の心理や特徴から治し方まで紹介します。認知症との気になる関係についても解説します。
収集癖とは
収集癖の意味
人間なら誰しも自分の好きなものが必ずや何かひとつはあるのではないでしょうか?自分の好きなものを手に入れたくなったり、集めたくなったりするのは普通のことです。何かを集めたくなってしまう欲望のことを収集欲と言いますが、収集欲が極度に高くなると、収集癖になってしまいます。収集癖とは、ただやみくもに、むやみにモノを集めたいと思う一種の癖のことです。収集癖とは、コレクター癖と呼ばれることもあります。収集癖とは、いわゆる癖のひとつであるため、簡単にはやめられません。収集癖の意味として、単なる癖ということもありますが、その一方で、精神的な病気であることも多いのが現実です。
よく知られているのが、認知症の人に収集癖が多いことでしょう。精神的に心理的に追い詰められてしまうほどの収集癖のある人は、病気である可能性が高いです。収集癖を持つ人とは、趣味の要域を超えて、その心理に特徴があります。収集癖は、人間関係や生活において、悪影響を及ぼすことも多く、収集癖をやめたいと思っている人もたくさんいるのです。今回は、収集癖とは、どんな人のことをいうのか、心理や特徴についてまとめます。また、認知症など収集癖と病気との関係性や、認知症の治し方についても紹介します。収集癖とはどんな心理状況なのか、特徴などをしっかりと理解しましょう。
収集癖は英語でなに?
収集癖とは、英語ではどのように表現するのでしょうか?英語と日本語とでは、ニュアンスが若干異なりますが、収集癖とは、英語で、「a mania for〜」、「collecting〜」、「a collecting mania」といった表現をします。ガラクタものの収集癖がある人のことを「magpie」や「pack rat」と表現することもあります。収集癖と同じような意味である、モノを溜め込むことは、「hoard」といいます。日本だけではなく、アメリカでも収集癖がひどくなったゴミ屋敷は、社会問題となっています。とくにゴミ収集癖は、強迫性障害であり、精神症の一つであることもわかっています。
収集癖の人の性格
収集癖のある人には、性格に特徴があります。好きなものを集めるコレクターレベルの収集癖であれば、まったく生活に支障をきたすこともないため、問題ないのですが、収集欲が極度に強くなってしまうと、心理的なバランスも崩れてしまい、さまざまな問題が発生してしまうようになります。収集癖になりやすい傾向のある人には、性格に特徴があります。どんな性格の人が、収集癖になってしまうのかチェックしてみましょう。
モノがなかなか捨てられない性格
収集癖のある人の性格の特徴のひとつとして、モノがなかなか捨てられないということがあります。このような性格の人は、断捨離などもってのほかで、どんどんモノが増えていきます。愛着のあるモノは、誰でもなかなか簡単には捨てられないものです。モノを大切にする人も、なかなかモノを捨てることができず、困ることも多いのではないでしょうか?収集癖になる人の傾向として、モノを大切に扱いたいという心理から、本来の用途のためには使用しないようになってしまうこともあります。
せっかく買ったモノを使用せず、大事に扱いすぎてしまうあまり、ただ取っておくだけということがある人は、要注意です。モノを大切にしたいという心理が強くなりすぎてしまうと、収集癖へと繋がってしまいます。ショッピングをしたモノが、実際に使用するモノよりも、使用しないモノのほうが多くなってきたら、収集癖の仲間入りです。モノをなかなか捨てられないという人は、収集癖になりやすいため、注意が必要です。
忠実な性格
先ほど述べた、モノがなかなか捨てられない性格と重なることになりますが、どんなモノも大切に扱うという信念に忠実な性格の人も、収集癖のある人の特徴です。モノを大事にしすぎてしまう性格であるため、せっかく購入したモノでも、パッケージを開けずに、そのままの状態で放置してしまうことも多くなってしまいます。忠実な性格の人は、モノに必要以上の関心を持ってしまうことも多いようです。収集癖は、執着心とも似たところがあるのです。どんなモノでも古くなってしまうと、破損したり、動作しなくなったりしてしまいます。
そういった古いモノを手放して、新しいモノを手に入れることは生活していくうえで、必要なことです。モノに忠実すぎる性格だと、古いモノを手放すことが非常に困難になってしまうのです。部屋がモノで溢れかえって、ゴミ屋敷になってしまっても、不要なモノを捨てることができないということは、正常な心理ではありえません。収集癖は、精神的な病気が原因であることも多いため、注意が必要なのです。忠実な性格の人は、認知症になってしまうと、さまざまなモノを収集する収集癖が出てしまうことも多いようです。
寂しがりやな性格
寂しがりやな性格の人や、寂しい気持ちが原因となって、モノを集める収集癖になってしまう人も多いようです。収集癖とは、なんでも集めたくなってしまうことです。寂しがりやな人や、心の穴を埋めたい人は、自分が欲しいものを手に入れることによって、安心した気持ちになり、落ち着くことも多いようです。寂しがりやな性格の人は、今は収集癖がなくても、恋愛や仕事での失敗など、ちょっとした些細なことがきっかけとなり、収集癖になってしまうことが多い傾向にあるようです。収集癖とは、度を超えると、仕事やプライベートにおいても悪影響が出てしまうことも多く、非常に厄介です。寂しがりやな性格の人は、収集癖にならないように、注意しましょう。
自分の世界観を持っている性格
収集癖とは、集めているモノによって、自分の世界観を持っていることも大きな特徴です。漫画やアニメ、ゲームなどが好きでそういったモノを収集している人によくみられる傾向です。自分がはまってしまった世界には、どんどんのめりこんでしまうような人が多いのも特徴でしょう。その自分の世界観を大切にしたいという気持ちが強すぎて、モノを集めることがやめられなくなってしまうのです。自分の世界観をまわりにも見せたいという心理から、収集癖がひどくなる人も多いようです。
執着心が強い性格
収集癖のある人は、執着心が強いというもの性格の特徴です。何か自分の好きなものに興味を持ってしまうと、どんどんのめり込んでしまい、とことん集めてしまいます。執着心が強いからこそ、コツコツとモノを集めたり、長く興味を持ち続けたりすることが多いのです。完璧に揃えたいと思う気持ちが強いのも、収集癖のある人の特徴でしょう。
ストレスをためやすい性格
収集癖のある人は、ストレスをためやすい性格の人も多いようです。上記でも述べたとおり、完璧主義で、執着心が強い性格の人は、まわりの目を気にするようなことが多く、ストレスをためやすい性格と言えます。ストレスの上手な発散方法を知っている人は、収集癖にはなりにくいという傾向があります。ストレスをためやすい人は、モノを集めることにより、自分の気持ちや欲求を満たしていることが多いのです。ストレスをためやすい性格の人は、収集癖にならないように注意しましょう。
負けず嫌いな性格
負けず嫌いな性格の人も、収集癖のある人にとても多いです。人が持っていないモノを集めたいという心理から、負けず嫌いの人は、他の人よりも真っ先に手に入れようとします。他人が持っているモノは、自分も手に入れたいという心理もあり、とくに自分が欲しいものではなくても、負けず嫌いな性格なゆえに、購入してしまうことも多いようです。収集癖のある人は、負けず嫌いな性格であることも大きく関わっているのです。
収集癖の心理・特徴<男性編>
収集癖とは、とくに男性に多いのも特徴です。男性が、趣味としてカードやコミック本を集めているということはよく耳にするのではないでしょうか?男性には、狩猟本能があると言われており、本能的にモノを集めたり、コレクションしたり、コンプリートしたりすることも多いのです。収集癖のある男性の心理や特徴にはどのようなものがあるのか、チェックしてみましょう。
本能によってモノを集めている
収集癖の心理・特徴<男性編>①は、本能によってモノを集めていることです。これは男性独特の収集癖の心理になります。男性は、本能的にモノを集めることがあり、自分の欲しいモノを手に入れることによって、本能が満たされ、快感が刺激されることも多いようです。女性よりも、男性の方が収集癖やコレクター癖がある人が多いのは、この男性の本能的な心理によるものに由来しているのです。男性は、欲しいと思ったものはなんとしてでも手に入れて欲求を満たすという心理や特徴があります。
男性が収集癖で集めるモノには、高価なモノが多いのも特徴です。高級車や、高級腕時計など、価値の高いモノを集めている男性は多いでしょう。男性は、欲しいものを手に入れることによって、ステイタスを築き上げているということもあります。男性の収集癖の人の中には、借金してまで、欲しいものを手に入れる男性も多く、生活に支障をきたすことも多くなるのも特徴です。
みんなから羨ましがられたい
収集癖の心理・特徴<男性編>②は、みんなから羨ましがられたいというものです。周囲から憧れられる存在になりたいというのも、男性の収集癖のある人の心理の特徴でしょう。男性の収集癖やコレクター癖のある人は、高価なモノや、レアなモノ、限定品など、簡単には手に入れることができないようなモノを集める人が多くいます。先ほどと重複しますが、モノによってステイタスを確立しようとしている心理もあるようです。
高級車や高級腕時計など、みんなが憧れる高級品を所持していることによって、注目されたいという心理が働いているのですね。まわりのみんなから、こんなものを持っていておしゃれだとか、素敵だとか、かっこいいと思われたいという心理が関係しているのも、男性の収集癖の特徴です。
完璧主義者である
収集癖の心理・特徴<男性編>③は、完璧主義者であることです。完璧主義であることが、男性の収集癖に深く関わっていることも多いようです。どういう心理かというと、ナンバリングされているモノは、すべて手に入れないと気が済まないというようなことです。レアでなかなか手に入らないモノであっても、なんとかして手に入れようとします。
完璧主義の男性は、自分が欲しいものには、お金に糸目をつけることはありません。収集したモノを専用のケースに入れて大切に扱うことが多いのも特徴です。モノを大切に扱うために保存や鑑賞に関しても、お金を惜しまず費やすことも男性の収集癖の心理の特徴でしょう。
収集癖の心理・特徴<女性編>
男性に収集癖がある人が多いのは、男性の本能的なものが関係していることもあることがわかりましたが、女性の場合は、どのような心理や特徴があるのでしょうか?男性とは異なる、収集癖のある女性の心理や特徴をチェックしてみましょう。
さみしさを紛らわせるため
収集癖の心理・特徴<女性編>①は、さみしさを紛らわせるためであることです。収集癖のある女性は、モノを集めることによって、自分のさみしさや心の穴を埋めようとする心理があるようです。欲しいモノを手に入れることによって、欲求が満たされ、モノが集まってくると、自分の心も満たされるような心理や気持ちが働くようになるのでしょう。モノを集めている最中は、さみしいという気持ちも忘れることができるものです。収集癖とは、モノを集めることです。さみしさを紛らわせて、自分の心を満たすために、モノを集める収集癖がある女性が多いのです。
とにかく可愛いモノが好き
収集癖の心理・特徴<女性編>②は、とにかく可愛いモノが好きだということです。可愛いモノが好きな女性はとても多いでしょう。可愛いぬいぐるみを集めることによって、可愛いモノが部屋に増えると、テンションが上がるというのも、女性の特徴です。中には、自分が可愛いと思われたいために、可愛いモノを集めている女性もいるようです。可愛いモノによって、癒されたいという心理もあるでしょう。自分が可愛いと思うモノや好きなモノを集めたいという心理は、どんな女性でも持っているものです。お化粧品やブランド品などの可愛いモノを集める女性も多いようです。
自慢したい気持ち
収集癖の心理・特徴<女性編>③は、自慢したい気持ちがあることです。収集癖とは、モノをやみくもに集めることですが、男性も女性も、自分が集めてコレクションしたモノをみんなに見せて自慢したいという気持ちがあるようです。自分のコレクションを、SNSなどにアップする人が多いのもその心理が働いているからでしょう。がんばって手に入れた自分のコレクションを自慢することによって、さらに収集癖がヒートアップしていくという女性も多いようです。また、他のコレクターには負けたくないという、競争心から収集癖が強くなってしまう女性もいます。ある種の強迫観念に近いようなものです。
収集癖の人が集めるモノ
収集癖とは、モノをなんでも集めたがる癖のことです。具体的に収集癖のある人は、どんなモノを集めていることが多いのでしょうか?収集癖の人が集めるモノについて紹介します。女性特有のモノや、性別に関係なく集める人が多いモノなど、さまざまなジャンルがあるようです。
収集癖:リップ・コスメ
ツイッターやインスタなどで、「#リップ収集癖」や、「#コスメ収集癖」というハッシュタグを使用している人はとても多く、収集癖の人の多さを表しています。女性は、自分を可愛く見せてくれるメイクやコスメが大好きという人はとても多いです。収集癖のある女性は、新しいリップやコスメが販売されると、真っ先に手に入れようとします。リップやコスメの収集癖がある人は、新商品を購入するときのドキドキと、使用するときのワクワクする心理がたまらないようです。中には、数百本ものリップを収集している女性もいます。決して高いものではなく、プチプラリップやコスメでも、新商品が販売されると、思わず買わずにはいられないという心理が働いてしまうようです。
収集癖:本や雑誌・漫画
収集癖のある人が集めるモノとしてとても多いのが、本や雑誌、漫画です。本や雑誌は、ナンバリングされていることが多いため、収集癖のある人は、すべてナンバーを揃えないと気が済まないという心理から、全部揃えてしまうのです。漫画やコミックの場合も、販売されている巻は、すべて揃える必要があるという心理があるのでしょう。
子どもの頃は、自分でなかなか簡単に購入することができなかった漫画も、大人になると比較的簡単に手に入れることができるようになるため、漫画を大人買いして収集する人も多いようです。自分が好きな作者の本は、全部絶対に揃えたいという収集癖のある人も多いですね。レアな雑誌なども、なんとかしてバックナンバーを探して、手に入れることもよくあるようです。
収集癖:ぬいぐるみ
ぬいぐるみを集める女性はとても多いようですね。とくに可愛いぬいぐるみは、見てるだけで癒されることもあり、どんどん同じシリーズのぬいぐるみを集めてしまうようになるのでしょう。子どもではなく、大人の女性でも、ディズニーのぬいぐるみを集めている人も多いですね。UFOキャッチャーで手に入れたぬいぐるみを収集しているという人は、女性に限らず、男性にも多いようです。可愛いぬいぐるみに囲まれて、さみしい気持ちを埋めているという心理もあるようです。
収集癖:レア物・限定物
レア物や限定物など、簡単には手に入れることができないモノを収集している人も多いようです。古着や、アンティークが好きな人に多いようですね。レア物や限定物は、今購入しておかないと、あとで手に入れることはできないという心理から、無理をしてまで購入してしまう人がほとんどです。かなり高額なモノであることも多く、生活に支障をきたすことも多いのが現実です。
収集癖は精神病の可能性も
収集癖は、簡単にやめることが難しいものです。収集癖がやめられない場合は、単なる癖ではなく、なんらかの病気が原因であることも多いのです。とくに収集癖は、精神病との関係性が高い癖であるため、必要な場合は、精神科での治療が必要なこともあります。収集癖の症状がある精神病についていくつか紹介します。あまりに収集癖がひどい場合は、病気である可能性が高いため、注意が必要です。
収集癖:強迫性障害
収集癖のある人に多いのが、強迫性障害です。モノを集めることに強迫されているような心理状態になっている状態の病気です。自分が好きなモノや集めたいモノではないモノを集めなくてはいけないという、強迫に狩られて、購入しないとひどく落ち込んだり、不安になったりするのが特徴です。精神的な心の病の代表的な病気です。収集癖をやめたいのに、やめられないという場合は、早めに精神科医を受診してみると良いでしょう。
収集癖:認知症
認知症の症状として、極端な収集癖が出ることはよくあります。認知症の人の収集癖の理由は、人それぞれです。認知症の収集癖の特徴として、モノがあったことを忘れてしまうために、集めてしまうことや、「なくなったら困る」という不安な気持ちを解消するために、モノを集めることが多いようです。認知症の人の収集癖は、病気の症状であるため、対応方法にも注意が必要になってきます。
認知症の収集癖を否定したり、ゴミであるなどと否定するようなことはNGです。認知症を患っている本人にとっては、必要なモノであるから、集めているという理解が必要です。また、認知症の人への対応として、集めたモノをわかりやすく並べて、満足感を引き出すこともポイントです。認知症の本人が、もう十分にあると理解できれば、収集癖がストップすることもあります。認知症の収集癖は、他の病気とは少し異なるため、認知症の専門家に相談するなどして、しっかりと正しい対応での治し方が必要です。認知症の収集癖は、状況を判断しながら、対処していきましょう。
収集癖:依存症
収集癖は、モノに依存してしまう依存症であることも多いです。収集癖は、買い物依存症と同じような症状になります。なにかを購入したり、購入したモノを使わなくても、ただ眺めているだけで、気持ちが落ち着くというような症状です。依存症も、心の病気の一つであるため、正しい治し方によって、簡単に収集癖をやめることができることも多いのです。お金の使いすぎで、自己破産してしまう前に、専門家に相談することをおすすめします。
収集癖:発達障害・アスペルガー
アスペルガー症候群という病気の人も、収集癖の症状が出ることがあります。アスペルガー症候群は、発達障害の一種であり、子どものころに症状が現れることが多いです。しかし、大人になって初めて自分がアスペルガー症候群だったと診断されることもよくあります。収集癖がどうやってもやめられないような場合は、専門家に発達障害診断をしてもらうのも、ひとつの手です。
収集癖の治し方
収集癖をやめたい人は多い
収集癖は、モノを置く場所がなくなったり、お金を使いすぎたりしてしまうことも多く、やめたいと思っている人も多いのです。収集癖を簡単にやめることは難しいですが、できることから少しずつはじめていくのがおすすめです。収集癖の治し方について紹介します。
収集癖の治し方①:断捨離してみる
収集癖の治し方①は、断捨離してみることです。収集癖のある人は、集めたモノに愛着があることが多いため、なかなかいきなり断捨離する治し方は難しいでしょう。まずは、必要なモノと不要なモノを分けてみましょう。収集癖のある人は、不要なモノであっても自分には必要だと思ってしまうことが多いため、まずは感情を整理することからはじめましょう。必要な理由などを紙に書いて、頭を整理することによって、客観的にモノを見ることができるようになります。収集したものを、少しずつ手元から無くしていくようにすればよいのです。だんだんとモノに対する抵抗力もついてくるため、最も効果的でおすすめな治し方です。
収集癖の治し方②:情報を得ないようにする
収集癖の治し方②は、情報を得ないようにすることです。新しい情報が入れば、必ずまた手に入れたくなってしまいます。ネットなどから、情報を得ないようにするだけでも、収集意欲はかなり低下します。同じ収集癖を持つ人との関わりを失くすこともおすすめな治し方です。情報が入らなければ、収集したいという気持ちが発生しなくなるため、案外すんなりと収集癖を治すことができるのです。
収集癖の治し方③:購入不可能な状態にする
収集癖の治し方③は、購入不可能な状態にすることです。手元に現金やクレジットカードがあれば、モノを買ってしまいます。信用できる家族などに、現金やクレジットカードを預けてしまえばよいのです。現金やクレジットカードがなければ、欲しいモノを購入することはできません。諦めるしかない状況を作ってしまえば、次第に我慢することも身につきます。収集癖に費やしていたお金を貯金に回すこともできるようになるでしょう。
収集癖の治し方④:ひとりの時間を極力少なくする
収集癖の治し方④は、ひとりの時間を極力少なくすることです。ひとりになると、どうしても収集したいモノを調べたり、考えたりしてしまいます。家族と過ごす時間を増やしたり、友達と遊ぶ時間を増やしたりすれば、収集のことについて考える時間がなくなるでしょう。さまざまな人と接することにより、収集以外の新しい趣味ができたり、他のことに興味をもったりすることができるようになるのです。
収集癖はほどほどに!
収集癖がある人の心理や特徴についてまとめました。収集癖があると、自分の殻に閉じこもることが多くなるため、コミュ障になってしまうこともあります。また、極度の収集癖があると、部屋の中がモノだらけになってしまい、家族に迷惑をかけてしまいます。ゴミ屋敷などの問題に発展しする前に、収集癖は治すことが必要です。モノを集めることは楽しいですが、収集癖は、生活に支障が出ない範囲内で、ほどほどに楽しむようにしましょう。
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